コラージュを愉しむ

小さい頃から紙遊びが大好きでした。折り紙をちぎって貼って絵にしたり、常に紙とペンを持ち歩き場所を問わず絵を描いていたり…。ぺらぺらの紙が欲しくて、おじいちゃんから古い辞書をもらったりしたこともあったみたいです。そんな子どもでした。


もう少し大きくなると、ファッション雑誌の切り抜きなどを使ってスクラップノートを作るのが楽しくなり、同じ切り抜きを空き箱にペタペタ隙間なく貼って遊ぶようになり…。これがわたしのコラージュのはじまりでした。


色々な素材を組み合わせてひとつのものにしてゆくのは、絵を描くこととはまた違った愉しみがあります。わたしの場合ですが、絵は描く前からおおまかにどんな絵にするか決めておきますが、コラージュはどんなものになるかやってみないとわかりません。そこが面白かったりします。


毎年友人に贈るクリスマスプレゼントは、コラージュものが多いです。去年はコラージュしたものをフレームに飾り送りました。カードもコラージュ、包装紙もコラージュ。ちょっとしつこかったかな…。


余白の美といいますか、コラージュはバランスが大切ですね。どうにも、集中していると何でもやりすぎてしまうわたしですが、最近やっと手加減の仕方がわかってきたような気がします。用紙いっぱいに隙間なく、というのは、わたしにはあまり似合わないみたいです。



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